ミツバ岳(大出山)にミツマタを見に行く

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ミツマタという花を知っているだろうか。黄色い春の花。
西丹沢はあちらこちらで見ることができるが、丹沢湖の北西側のミツバ岳の山頂のミツマタの群生はすんごいよとのことで、暖かくなってきたし行ってみよう。

ミツマタは3月下旬から4月上旬のまさに桜の時期あたりが見どころらしい。
先月(2月)の終わりに登った高松山の途中でもうミツマタが咲き始めていたので、今年はあたたかいし3月の中だけどちょうどいいんじゃないかな。

ミツバ岳へは丹沢湖の北西端に何か所か駐車場があるのでそこへ停めていく。寺ノ沢駐車場は満車だった。ミツバ岳から権現山へ向かって周回するならここがいいだろう。しかし本日はミツマタを見てのピストン行程なのでこの先の駐車場でもいい。空いてれば・・
世附駐車場が空いてました。もう一つ先の上の山駐車場にはトイレがありますぜ。

では出発。世附大橋の方へ少し県道を戻ります。やがて滝壺橋の登山口へ。

ここから滝壺沢の滝が眺められるらしいのだけど見忘れた・・

県道から登山道へはいるといきなり階段と急勾配の斜面。登り始める前に準備運動、屈伸とアキレス腱のばしはやっておこう。
それとこのコースは特に迷うとか崩れ場とかないけれど(この入り口付近の斜面は少し崩れてる)、勾配がキツイ箇所が何か所かあるので、スニーカーではなくハイキングシューズやトレッキングシューズといった少し登山よりの靴で行くことをお勧めします。滑るし、つま先が痛くなると思うよ。

あっというまに県道が下に離れていく。

このミツバ岳はまたの名を大出山という。杉林もよく手入れされているようで、あちこちに切り出された木と切り株があった。ルートもジグザグとつづれ織りでしっかりと整備されている。
しかしつづれ織りの上りってずうっと先が見えちゃって辛いよね。。

コケ好きにはたまらないモフモフ切り株。

標識もありますが、まぁひたすら斜面を登るばかりです。

やがて杉林の間に間にミツマタの黄色が見えてきます。

ミツマタは和紙を作るために植えられた。紙幣にも使われていたようだ。
今はその利用もなくなり、自生となったミツマタがこうして目を楽しませてくれるわけだ。
かわいらしいきれいな黄色い花が息切れした体を後押ししてくれる。アガるー。

上の写真のように枝が三つにわかれるのでミツマタ。


そして切り株アート(?)

この切り株の穴の中にはびっくり、大群の蟻がびっしり生息していた!

ぞわぞわぞわぞわー

お口直し(お目直し?)にかわいいスミレ。(タチツボスミレというらしい)

杉林を抜けるとしばらく落葉樹林。ミツマタはここでは見られなくなりますが、頂上が群生らしい。
ここはなかなかの斜面、直登です。迂回するルートもあるようですがここは直登の近道を。ひぃひぃ。

落葉樹はまだ冬枯れの状態ですがなんとなく明るい感じでやっぱり春めいている。よく見るとところどころに芽がみられた。
気温も上昇で汗だく。

やがて、「あ、あれだろ!あそこ黄色い!」
見えてまいりました、ミツマタ群!つまり頂上!

ミツバ岳山頂は思った以上にミツマタ群生でした。あたりはフローラルな風が。

おっと忘れてた、山頂山頂。どうだ、ミツマタコーデだ。

大出山、俗称ミツバ岳は標高876.5m、実際歩く標高差は500mちょいだ。
距離も駐車場から頂上まで2kmもない。時間的にはあっさりで、ぐいぐいウォーカーには物足りないだろう。まぁハイキングとしては斜度はなかなかだけど。

眺望も絶景とはいかない。それでも富士山を眺められたり、丹沢湖を見下ろしたり。
富士山とミツマタなんていいじゃろー?この日は富士山隠れてたシクシクシク

といことで、この山を目指す人はほぼほぼこの季節に集中するんだろう。
ここは私有地の山で、所有者のご厚意で入山させてもらっているのだ。当たり前のことだがハイカーはそのご厚意やみんな気持ちよく楽しめるように、マナーはしっかりと心したい。
花を持ち帰るとか、ゴミをすてる、汚すとか、勝手にマーキングするとかは絶対にしないよね。

それにしてもミツマタすばらしい。

今回はミツマタを見に来たのでここで軽くおにぎりを食べたらピストンで下山。

急傾斜の連続に相棒(奥さん)は「ふくらはぎが切れたー」といっていた。んなの歩けねーよ。しかもアキレス腱じゃなくてふくらはぎかよ。

見かけた草花

ちょっと地味だけどかわいらしいオニシバリの花

マメヅタかな。

マムシグサかな。マムシというかコブラのような鎌首をもちあげ猛々しい。


その後、車で中川の箒スギを見に行った。これもよかったすごかった。これは別に書くかな。

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