富士山がばっちし拝めるよい山は数多。
登ったことないとこで、ココロオドル富士山ビューの山はないかなーと探してみつけましたる雪頭ヶ岳。
西湖の北側にある標高1710mの山だ。
1710mというとなかなか高くきつそうだなと思うけど、スタートする西湖が標高900mに位置しているので、まぁ残り800mだがんばれるだろう。
西湖の根場浜駐車場が無料なのでそこに車を停める。トイレもあるので万全だ。
本日はぼっちハイキング。ちと寂しいがマイペースで気楽でもある。
まず西湖湖畔でぱちり。
んー、もうこの富士山ビューでいいんじゃないか?すばらしい。
さ、さぁスタートしよう。
ちなみに駐車場横の橋の下は。。。がっちがちに凍ってた。
さて駐車場の向かい、道路わきにあったこ、これは何?きょわい。
ま、まぁいい。触らぬ神に祟りなし。登山口を探そう。
川沿いを山に向かって歩けばすぐに。
どれが雪頭ヶ岳かね。
これっぽいが、ちがうかな?
さあ人里を離れていくか。
まず見えてくるのは壁。進撃の巨人にあったよな聳える壁だ。
砂防ダムかな。
どーん。
どーーーーん。
この壁を横目に沢を渡ると整備されたコースが。
しかし、それもつかの間傷ついた箇所を越えると、もう整備された道は終わりしっかり山道に。
えっちらおっちら植林された杉林を登っていく。このコースは案外全般的に勾配がきつい。
しばらく薄暗い杉林。
やがて杉林を抜け次の林へ。
このあたりまでくると富士ちゃんがちらちらと。いやちらちらというには大きいが。
足元には霜柱。最近住んでる当たりじゃ見なくなったなぁ。
えい。踏むときもちいいー。
こっちにはつらら。
僕は汗だくだけどね。
登ってる途中に見かけたこの木。アセビとのこと(いつもの#オラ草 にご教示いただく)
アセビは馬酔木と書く。毒があり馬が食べると痺れて酔ったようになるらしい。
野生のシカなどはこの木を避けて食べず他のライバルの植物を食べるので、アセビがのびのびはびこっているところはシカが多いという。
このコースは距離はそんなにないんだけど角度があって登り一辺倒でまぁきつい。
でもちょいちょい富士山が後押しをしてくれる。
実は途中コースがわからなくなって、しかたなくだだっ広い斜面を四つん這いで登ってった。そんな危険はないとこだったけど、斜面の木を手掛かりによじ登る。やがて蛇行するコースに出れたんだけど、かなりショートカットしたようだ。
おおロープ場だ。
そんな危険ではないけど滑るんで注意。
ロープ場はもう一か所。
こちらは左側から回り込めそうだけど。
いぇーいようやっと雪頭ヶ岳頂上だ。
しかしこの絶景は!
登った甲斐あるある!
どーーーん。
こっちは青木ヶ原樹海。
頂上にある赤い実はメギかな?
山登り、ハイキングでのお楽しみおにぎりタイム。一番好きなのは奥さんも僕もセブンのこの梅こんぶ。疲れたからだに効くような気がする。うまいし。
本日は一人で食す。
頂上でこの日唯一のハイカーと会った。ご夫婦か。この先の鬼ヶ岳まで足を延ばしたがずうっと地面がかっちかっちに凍ってつるつるだったと教えてもらった。
そうか、そいじゃそっちはやめてこのままピストンで戻るか。ここで十分見晴らしを堪能しよう。
すこし左肩下がりになってしまったか、パノラマでござい。
さて帰ろう。
おお、向こうのそびえたつ壁は南アルプスの連なりか。
見えるかな白い壁。
勾配のキツイ登りだったと書いたねさっき。そこを下りるわけです。そいで登ってくるときは霜柱だったとこが帰りはどろどろに溶けてる場所があった。けっこう神経使うわけですよ。
凍っていることも考えて、靴に後づける4本爪の軽アイゼンは持ってきてる。
んで、ちと角度も急だしぬかるみで滑ってもやだから付けとくか、と思った瞬間に滑って尻もちをついてしまった。しかも尻は一番どろどろぬかるんでるところへ。
泣けるね。こういうとき一人は特に泣ける。誰に愚痴を言えないし笑い飛ばしてももらえないし。
ひとりぽつんと「お尻、つべたい・・」って。
でもここで爪つけておいてよかった。どうやら登りでコースを見失いショートカットした部分は山の日の当たらない斜面だったらしくてコチコチにしばらく道が凍ってた。ショートカットしちゃったから気づかなかったな。
4本爪つけたから安心安心。お尻は泥だらけでう〇こついてるみたいだけど。
あとは転がるようにほいほいと降りてきた。
使ってるのはこれ。
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百日紅のような芸術的な肌の木。ナツツバキらしい。艶といいモザイク柄といい良き。
もどってきたぞー。どうやら急坂を下りてきたら足が長くなったようだ。
車まで戻ると替えのズボンに履き替えた。よかった持ってきてて。車に乗れないよ。
帰りがけ、山中湖近くに「紅富士の湯」というのをたまたま見つけ、ちゃちゃっと汗ながして帰った。
朝とは違う顔の富士と西湖。
またくるぜ。
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