六国峠→鎌倉 のはずが・・

hiking
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今日は風が強かったが天気は上々。
昨秋に台風による惨状を目のあたりにした六国峠ハイキングコースで能見堂(横浜市金沢区)から鎌倉天園を通り北鎌倉で歩き、蕎麦でも食ってこようかと。復旧してるだろうかと。

六国峠ハイキングコースは京急金沢文庫駅の北の方からはじまって能見堂を通り金沢自然公園に至り、そこからさらに鎌倉に向かうコースだ。鎌倉天園のあたりが六国峠らしい。

こないだ歩いた時<2019,9,24台風の後のハイキングコースは..>は台風の直後だったので大木がごろんごろん倒れていてとてもハイキングなどできない状態だった。それがどーなっているだろうか。

文庫駅から7,8分でハイキングコース入り口につく。

登る。だいぶ片付いている。ありがたいことだ。

僕はこの道が好きだ。家から近いっていうのもあるけど、いにしえの鎌倉をびんびんに感じられる。中世、鎌倉と北条実時の本拠地であった金沢を結ぶこの道、非常にロマンを感じるじゃないか。
またこの道は金沢道として東海道の保土ヶ谷宿へ続く古道でもあるわけだ。

ほどなく旧跡 能見堂。

ここは芝の増上寺より移設した地蔵院の跡地とのことで、ここからの景色を明から来た僧 心越禅師が漢詩に詠んだ金沢の美しい八つの風景を金沢八景というようになった。その後歌川広重の浮世絵などで有名になったってわけだ。
金沢八景は以下の通り

小泉夜雨 – 手子神社(小泉弁財天)
称名晩鐘 – 称名寺
乙艫帰帆 – 海の公園より内陸の寺前地区の旧海岸線
洲崎晴嵐 – 洲崎神社
瀬戸秋月 – 瀬戸神社
平潟落雁 – 平潟湾
野島夕照 – 野島夕照橋付近
内川暮雪 – 内川入江(埋め立てられてもうない

なるほど、ここからの景色は素晴らしかったろう。

あらためて驚くのはほんとに現代は見渡す限り家並み。山の際、海の際まで人が住む箱がびっしりだ。能見堂より明の高僧が眺めてた時と比べてみたら、と思うと感慨深い。

鎌倉までまだまだ遠く、歩き始めたばかりなのにこんな長々としてていいのだろうか。
・・・いいのだ。あとでその理由が。。

町がここまで迫っているのに奇跡的に残っているこの古道。

鎌倉の世から江戸の人々まで、多くの人がこの土を踏んだんだなぁ。

マンション群もそびえてたりして。

先へ進むとまだまだ昨年の被害が残っていた。

根こそぎってやつだな。根っこから大木がやられている。

けっこうあっちこっちに。

と、ここで嫌な予感がなかったわけではないのだが。。

入り口からだいたい一時間ちょいで金沢自然公園につく。

そう、まだ横浜市金沢区だ。いざ鎌倉はまだまだ先だ。
トイレがあるのですまして行こう。

動物園もあるここを目的地としてもいい。だけど今日は鎌倉へいくのだ。
トイレの横にまたハイキングコースに入っていく道があるが・・

封鎖されている。土砂崩れがあったようだ。
だいじょうぶ公園内をつっきっていくことができる。

シダ園を通るのだがここもけっこうやられてた。


むーん

いたいたしい。気をつけていかなければな。

鎌倉に行くには金沢自然公園を抜け、横浜横須賀道路を横にみながら鎌倉霊園脇を抜け鎌倉天園に向かう。
鎌倉霊園の手前、環状4号線のトンネルの上あたりが横浜市と鎌倉市の境で市界と言われるとこなのだがそこまで来て。。

まじか。。
天園方面通行止め。。
鎌倉に行けない。。

。。やむなしか。。

行ける方角へ下っていくと。。

朝比奈インターのところに出た。どうすんべ、こんなとこに降ろされて。
あ、そうだ。この先に朝比奈の切通しという古道があるんだ。
ヤグラがあったりなかなかの趣の道だ。そうだそうだそっちから鎌倉へでよう。たしか十二所に出る。

あかんかった。。

この日は鎌倉にはたどり着けなかった。
しかたがないので少し寄り道をしながら(朝比奈市民の森という道があるのを初めてしった)八景駅まで歩いた。
行程約10キロ。

おまけ。
朝比奈の切通し入り口に鎮座している庚申塔

コメント

  1. […] たりであちこちが通行止めだった。鎌倉へ抜ける道もずうっと通行止めだったのだ。今年1月21日の記事それが職員のかたがたのご尽力にってやっと通行できるようになりました(一部封 […]

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