2010年公開
セクスィーなラブ・コメディで、なんつっても美女アン・ハサウェイがかなり惜しげもないなんていうもんだから、もともとラブ・コメみない人なんだけど見るさそりゃ。
まぁこないだも「イエスタディ」っちゅうラブ・コメしっかり観たけどね。
主役はイケメンの中のイケメン、ジェイク・ギレンホール。そしてヒロインはアンだ。なにこのウルトラ美男美女。
もうそれこそ時間つぶしにセクスィーをみてやろう位で見たのだけど、つまりブログに書くほどのことはあるまいと思っていたのだけど、思いのほかよかった。
つうかこういうのラブ・コメディのジャンルでいいんですかいな。たしかに前半はそんな感じだったけど。でもただのセクスィ・ラブ・コメと思って手を出すと、案外ずっしり重いかもしれませんぜ。
つか、ジェィクってセサミの彼に似てるよね。
主人公ジェィミー（ジェイク・ギレンホール）はめちゃ軽男。口八丁手八丁で案外できる男。デキる男か。
しかし自己否定的でデカダンな生き方。
まぁこのお顔でこの行動、セリフ。もてるよね、もてまくる。
彼は大薬品会社ファイザーの営業マンとなり病院に売り込む。得意技は女性スタッフ落とし。
そこで出会ったのが患者のマギー（アン・ハサウェイ）。
研修医のふりをしてちゃっかり診察中の彼女のおっぱいを見てしまう。
いきなりぽろんと、そりゃ診察だけどさ、アン・ハサウェイの脱ぎっぷりよかったな。こっちも心の準備してなかったからちょっとびっくりしてどきどき眺めちゃった。
で、研修医じゃなくてただの営業だってバレてマギー怒る怒る（そりゃそうだ）デカい鞄でぶん殴る。
それでもジェイミーただのイケメンじゃない。超チャラ男なので、すぐにセックスまでもってくわけですよ。さすが。
まぁ前半はほんとエッチばかりしてるんだぜ。確かにお色気コメディだ。なんだよアン・ハサウェイ、いいよいいよ、かわいいしビッチ。
いきなり夜中ジェイミーの家にやって来る。こんな時間にごめんごめん言いながら、コートを広げると下は真っ裸。まるで変質者。
オーマイガー！言いながら嬉しそうにどこを見るかジェィク。
同じくオオマイガー！言いながら起き上がるジェイミーの弟。マギーは弟が居候してるのしらなかったんで大慌て。オオマイガーいって床に丸くなる。マギーの裸みられてジェイミーが弟にオオマイガー。わろた。
それとか二人が自らのエッチビデオを撮ってて、それを弟が一人のとき見て自家発電とかね。兄のをみてなにしてんだって(笑)オーマイガー！
なんといってもアン・ハサウェイ。
「ラックス スーパーリッチシャイン」のCMの彼女はあまりに浮世離れした美しさで取っ付きづらい感がある女優さんだったのだけど、すっかりこの映画でとりこですわ。
つかジェィクってトイ・ストーリーの彼にも似てるよね。
マギーのほうにも実は”積極的”なワケがある。
彼女の病気は若年性パーキンソン病。進行性の難病だ。ゆっくりと進行し運動症状が出てやがて自力歩行もできなくなったり、精神や認知に症状がでる。根本的な治療は現在のところ難しいとのこと。
つまり彼女は逃避したい現実を抱えている。そして自分のこの先や今までの失望によって真剣な恋を避ける女性だ。だからジェイミーみたいなワンナイトの軽いセックスを求めていた。
つまり二人は刹那で享楽で捨て鉢なところで結びついた。
やがてジェイミーはかの「バイアグラ」の営業につく。おーなんてこった、ヤリチ〇にバイアグラとは。まさに鬼に金棒じゃないか。まぁジェイク・ギレンホールは飲む必要はなさそうだけど。
で、切り込む営業は天下一品なので売って売って売りまくるわけ。売れるよね。
そいでどんどん出世していく。
この映画は実話に基づいているそうで、ジェイミーは実在のセールスマン。かといって、実物もジェイク・ギレンホールやアン・ハサウェイだったとはさすがに思えないけどね。
ジェイミーは徐々に彼女を愛し始める。あのヤリチ〇が彼女しか考えられなくなる。根はいいやつなのだ。
マギーにとってそれはおそれていたこと。いい人の重荷になりたくなくて恋愛を避けてきたのに。
でもやはり彼のやさしさやそして抱える弱さを見るたびに彼女も惹かれていく。
後半はテーマがテーマだけにただのお色気コメディではいられないぞ。
マギーの病状は進んでいく。手の震えが止められなかったり。精神的にも厳しい時があったりして喧嘩になってしまったり。
ジェイミーだって一生彼女を背負いきれるのか。
パーキンソン病患者の集まりに参加して、患者を妻にもつ男性に話しかける。軽い気持ちでだ。
「アドバイスはありますか？」
ずっと患者に連れ添ってきた旦那はいう。
「今すぐ彼女に別れを告げて健康な女をさがせ」
「妻は愛しているが、二度はごめんだ」
「最愛の人が別人になてしまう。心も体もな」
つきつけられる現実。未来。
このへんからすれ違い、というか現実が二人の間を離していく。そして別れ。
まぁここからの展開は王道というかオーソドックスで書くほどのことでもないのだけど
彼女の乗るバスを追いかけて追いついて
やっぱり僕には君しかいないんだ。君が必要なんだ。
なんてジェイク・ギレンホールがこの顔で畳みかけるんだぜ。
そりゃ大団円だ。
この映画の残念なところはこれで終わりだってことだ。ラブストーリーだからハッピーエンドでいいやんか、そうかもしれない。
しかしさ、病気はこれからどんどん進んでいくわけじゃないか。だからこれは始まりなんだよね。
こういう病気じゃなくてもさ、結婚でもそうだけど続いていくんだよね。
まぁ映画ではさ結婚の先なんて確かに描かなくってもいいだろう。それは別のドラマだからな。
でもこの話はその先が気になるわけじゃないか。
まぁこれ以上つっこんだらとてもヘヴィになっちゃって素敵なラブ・コメディ（ほんとコメディでいいのだろうか。アン・ハサウェイはコメディに終わらない脚本だったからいい脱ぎっぷりだったのでは）じゃなくなっちゃうもんな。
でも気になったのでちょっとその実在のスーパー営業マンのジェイミー・レイディを調べたけれどその後の彼と彼女とのことはわからなかった。まぁ原作は読んでないし、どうやら原作はバイアグラのトップセールスに焦点を置いた本のようだしな。
ということで僕的には少しもやもやが残った。
一生添い遂げるってかっこはいいし、きゅんとするかもしれないけどそう簡単な話じゃないものな。人生となるとね。マギー、幸せでいるといいなぁ。
しかしジェイク・ギレンホールはイケメンだけどさ
似てるよね
やっぱ愛のあるエッチだよね（どの顔で言う）
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