<食べ物の好みは完全に個人個人のものなので、これはあくまでも僕の好みのはなしです。おいしいおいしくないはあくまでもあなた次第!体調やその日の気分もあるしね【ここまでテンプレ】>
「たらふく」は岩手県の宮古にある。僕のよく行く店だ。
なぜ横浜在住の僕が宮古のラーメン?酔狂な。
いや、奥さんの実家がこっちにあるのだ。
そして地元では超有名店なのだ。
なにもない(失礼)路地にいつ行っても人がならんでいる。
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店に入れば相席上等。注文をきかれることもない。
中華そばオンリィ一点勝負だ。男気をかんじる。
しかも大人も子どもも男も女もおばあちゃんにだってこのてんこ盛り一点だ。
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まずこのなみなみとした溢れんばかりのビジュアル。
そして超がつきそうなシンプル。
あくまでも黄金のスープ、そして縮れた麺だ
僕が住むあたりではお目にかかったことのないラーメン。
スープは透きとおった煮干しだし。油などいっさい浮かばず、あっさり。
まったくくさみもなく、もちろん魚粉ではなく今はやりの煮干しラーメンとはぜんぜん違う。
具は見ての通りのシンプル。シンプルすぎるくらいシンプル。
麺はこれでもかってくらい縮れ、細くやわいようでコシがある自家製麺。
そういう全てが我がホームタウンあたりにはない癒しのようなものを感じさせるんだ。
お代もシンプル。ワンコイン500円。
こないだいったら+50円値上げされていた。
それでも550円だよ。
今や僕がいく界隈のラーメン屋は1000円札で食べれないお店もでてきたのに。
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2011年3月11日あの地震、そして津波がこの地をおそった。
田老にあった実家も津波で流された。
それは信じられないような光景だった。
この「たらふく」も津波の被害をうけ一時店を閉めた。
しかしすぐに復活したんだ。宮古市民のソールフードが復興の第一歩となった。
今日もこのやさしい味をもとめて人が並ぶのだろう。
ここのラーメンは僕が食べる他のラーメンというジャンルとは違う。
こんなルックス見たことないもんな。
こんなシンプルさ。
ここでしか食べられないや。
「たらふく」というしかないもののような気がする。
多良福(たらふく)
岩手県宮古市大通1-1-20
宮古駅から徒歩15分
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