3月ともなれば春のめざめだ。
野山だけでなく街のすみっこの雑草たちの色合いもがらっと変わってカラフルになってくる季節だね。
すばらしい。
今回も”#オラ草が知りてぇ”での全面的なご教授の上、お勉強いたした次第です。
3月は多くて困るよ(嬉)
ツルニチニチソウ
けっこう強くて少し日陰の場所でも咲いている。
園芸種だそだが、強いので空き地やお寺ののり面とかでも見かける。
花びらが大振りでその青紫の色はかなり好きな色だ。
ツルっぽくなく立ち上がってる風のもある。



シロバナタンポポ
その名の通り白い花のタンポポ。西洋タンポポと違い日本在来種らしい。たまに見かける。
ちなみにタンポポは地上部(いつも見慣れているところ)が枯れたあとロゼットで冬を越した後また茎を立ち上げ花を咲かせるって感じで何年も生きてるらしい。寿命は7~15年なんだって、知らんかった驚いた。


ヒュウガミズキ
車道と歩道を分ける植え込みで四角く刈り込まれちゃっているのでよくわからなかったけど、葉っぱは一切なく黄色い花が無数についてるのが印象的。花としては少し地味ではあるが。
似たは木にトサミズキがある。ヒュウガミズキの方が小さく花もまばら。日向というから宮崎県が原産かと思ったが違うらしい。「明智日向守光秀」からという説もあるらしい。


サンシュユ
なにかカタカナにすると妙な感じの名前。黄色い花もなんか変わっている。散形花序という花の付き方らしい。秋には赤いグミのような実が出来て食える。渋みや酸味が強いらしいが。生薬として使われる。果実酒やヨーグルトにも。

タチツボスミレ
「スミレも普通種であるが、それ以上に普通種」とあるくらい普通にあるスミレらしい。スミレは種類も多く深く手をだしたら危なそうなジャンルだ。タチツボスミレはハート形、花はスミレより少し薄い紫か。

ミツマタ
今回のメインはこれだ。ミツマタで有名な大出山またの名をミツバ岳へ登ったのだが、その頂上が噂通り素晴らしかった。
丹沢ではミツマタによく出会う。昔お札などの紙の材料として育てられた歴史があるらしい。
よく見るとなるほどと思うのだが、枝が三つ、三つに分かれている。
甘い香りも強い。





アセビ(アシビ、馬酔木)
色は少しずつ変化があるけど下の写真はみんなアセビでいいらしい。同じ山(丹沢・三ノ塔)で撮った。アセビの花は好きだなぁ。しかし毒があるので鹿などは食べない。馬が食べると酔ったようにふらふらになり下手すると死んでしまうのだそうだ。鹿などが多い場所は他の草木を食べてアセビを回避するため、相対的にアセビが多くなるのだそうだ。



ハナニラ
春になるとあっちこっちでいっぱい咲くハナニラ。ニラっぽい匂いがあるけど、有毒。食べちゃダメ。
風に揺れてんの見ると春っぽくていいね。白に薄い紫がかったのや紫のラインが入ったのもある。園芸品種だろうか。
ほんと春になるとあっちこっちで見るよ。



キランソウ
またの名をジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)、イシャゴロシ(医者殺し)、イシャイラズ(医者いらず)と面白い。紫の変わった形の花で地を這う。


シャクナゲ
下の写真は大船フラワーセンターで2021年3月30日に行ったときのだけど、すごかったね。あまりシャクナゲをまじまじと見ることはなかったのだけど、これは圧倒された。シャクナゲもいいね。まぁ当然なのか。



サクラ
やはりこの季節、桜を抜きでは語れないだろう。まぁ語る気はないけれど。
それにしても日本人は好きだよね。僕も好きだ。この嫌いになれるわけのない色。そしてぱっと咲いてはらはらと散る、その短さ、儚さ。
この季節、名を呼ばないわけにはいかないよね。








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